こんにちは!
病気で困っている人の役に立ちたい!
舌ガンブロガーのプクさんです!(Twitterアカウント:@pukusaan)
いつもこのブログ見て頂き、ありがとうございます!Twitterでも交流ができればと思いますので、お気軽にフォローをお待ちしています!
今回は、「高額療養費制度」についてお話します!
まずは、自己紹介からです。
- 2017年、舌ガンのステージ4bの診断を受ける
- 舌の亜全摘出手術、代替組織で再建手術を受け、舌の9割を失くす
- 手術の結果、味覚や食事、発音に後遺症
- 13年間務めた会社を退職
- 現在、無職
皆さんは病気になってしまった時の心配はなんですか?
もちろん病気が治るのかどうか?だと思います。
では、その次は?
治療にどれくらいのお金がかかるのか?
ではありませんか?
病気の治療とお金の心配は、切り離すことはできません。
お金が無ければ、十分な治療ができないわけですから・・・
「じゃあお金が無い人は、十分な治療は受けられないのか?」
日本の保険制度を知らなければ、十分な治療を受けることはできません!
・・・
「お金が無いと治療ができない」と脅すようなことを言いましたが、実際には、日本は保険制度は整っていて、国民はちゃんと医療を受けることができますよ!
保険制度と言っても、そんなに難しいことではありません!ちょっと知っておくだけで大丈夫です!
この記事で、わかりやすく解説していきますので、ご安心を!
今回は、私もとてもお世話になった「高額療養費」という制度を解説します。
知っていれば誰もが利用できる制度なので、知っておいてください!
では、いきましょう!
- 舌ガンの患者が、治療の過程で、感じたこと、体験したことを中心に情報発信をしています!
- ガンの情報、特に舌ガンについては情報も少なく、私も治療に当たって情報が少ない、難しい用語やわかりにくい表現という現実を目の当たりにしました・・・
- 「少しでも情報が知りたい!」「知り合い・家族に舌ガンにかかってしまって不安だ」という方に、ぜひ読んで頂きたいです!
Contents
この記事の内容
今回、解説する「高額療養費制度」については、もっと詳しく全国健康保険協会サイトの高額療養費の方で説明があります。文字も多く理解するのに時間がかかってしまうと思いましたので、まずはこのブログでザックリと知っておきましょう!
- 医療費・・・医療にかかった費用
- 治療費・・・治療にかかった自己負担分
- 療養費・・・治療にかかった医療費の内、保険での支給がされる費用
高額療養費制度とは?~治療費が高額に!どうしよう?~
病気になってしまった時には、病院に行って治療をします。
今現在、治療を受けた本人が負担する費用は・・・
本人負担は、医療費総額の3割の金額
例えば、
9000円の医療費がかかった場合、本人負担は2700円
これは健康保険、国民健康保険に加入している人であれば、全員に適用されます。
日本では、国民全員が健康保険や国民健康保険に加入を義務づけられているので、ほぼ国民全員が対象です。(くれぐれも、「保険料を払ってない」や「手続きしていない」はしないように!)
ただ・・・
それでも元々の医療費が、とんでもなく高額になってしまった場合はどうすればいいのでしょうか?

3割負担でも
何十万も自己負担分がある・・・
そこで負担を軽減するために「高額療養費」という制度があります。
自己負担分が高額になってしまった場合、負担を軽減するために「高額療養費」の制度があります。
高額療養費制度
高額療養費制度とは、一カ月(1日から月末)の間にかかった医療費の自己負担が一定の金額を超えた場合、その分が戻って来る制度です
イメージ

自己負担分が30万円だったとします。
その際の限度額が10万円だった場合、その差額の20万円があとで戻ってきます。
(数字は適当です)
申請に何が必要か?
高額療養費を受けたい場合、申請の方法は?
それぞれの健康保険組合の窓口に申請書を提出します。
申請書はどこでもらうの?
申請書は、病院や会社、ウェブから取得できます。
ウェブからは↓↓↓
私の場合、申請書や説明は病院の方からしてもらえました。
大きい病院なら、そういった専門の相談員の方がいると思いますので、そちらに聞いていただくこともできます
会社員であれば健康保険組合とのやり取りに、会社が窓口になってもらえるので、そちらに相談することもできます。
限度額とは?
自己負担の限度額は、年齢や所得によって異なります

正直、この表を見てもよくわからないと思います・・・(汗)
こちらをどうぞ!
33歳 月収 大体30万円 の場合、月に30万円の医療費
80,100円+(300,000円(総医療費)-267,000円)×1%
=80,430円 の限度額(つまりは、払う金額)
・総医療費とは、保険適用される費用の総額
いわゆる普通の会社員のだいたい月収30万円~50万円ほど。
そういった方は、8万円を超える医療費がかかった場合、おそらく10万円を超えるか超えないかくらいの金額が、最終的な自己負担だと思います。
私もとんでもなく医療費がかかった時(総額約300万円の医療費)でも、10万円強の自己負担になりました。

左の金額が医療費、右の金額が自己負担額
細かい部分での決まりは、 高額療養費のページをご覧ください!
いつ払い戻しを受けれるのか?
払い戻しは、三か月以上かかります!
ちょっと時間がかかってしまいますので注意です!
これは、医療費の支払い→高額療養費制度の申請→健康保険協会→医療費の審査→医療費の払い戻し、と過程が多いので時間がかかります!

- 限度額以上の自己負担分を支払った場合、その限度額を超えた金額が戻ってくる
- 月収30万円くらいですと、10万円ほどの限度額になる
- 払い戻しには、約3カ月かかる
先に医療費が高額になるとわかっている場合
病気の治療は何カ月にもわたって行うことも少なくありません。
治療にかかる費用もわかるようになりますし、毎月の支払も積もり積もって大きな経済的負担になります・・・

先月は10万円の治療費だった
今月もそのくらいだろう…
めっちゃお金かかる…
そういった時に、高額な自己負担分を払えない、もしくは、払えても生活費がなくなってしまう場合、窓口で支払う自己負担分を減額する方法があります。
それは、「限度額適用認定証」を提示する方法です。
限度額適用認定証
限度額認定証ってなに?
事前に、医療費が高額になるとわかっている場合、この限度額適用認定証を提示し、限度額以上の場合、限度額を超えた分を払わなくても済む、という制度です
つまり、高額療養費制度は、限度額を超えましたと健康保険協会に申請すると、超えた分が払い戻しを受けることができますが、「限度額適用認定証」を提示すると超えた分を払わなくて良いので、支払い時の金額が最初から少なくて済みます。
私も継続して、医療費が高額になることがあったので、この「限度額適用認定証」を使用していました
支払い金額が少なくて済むので、非常にありがたい!
申請方法
「限度額適用認定証」はどうやって申請するの?
それぞれの健康保険組合の窓口に、申請書を提出して、認定証の交付を受けます。
申請書はこちら↓↓↓↓
リンク:健康保険限度額適用認定申請書
先に、自己負担分が高額になってしまうとわかっている場合、「限度額適用認定証」を窓口に提示し、支払いを限度額までに抑えることができる
まとめ
今回は、「高額療養費制度」について、ザックリ説明してきました
病気の治療にはお金が必要ですが、もし費用が高額になってしまったら、治療は受けられないのでしょうか?
お金が無くて治療が受けられない、ということを防ぐために、自己負担を軽減する「高額療養費」という制度があります。
それぞれの健康保険組合に申請をすれば、高額療養費の支給されます。
どのくらい戻ってくるの?いつ戻って来るの?に関しては、
- 限度額以上の自己負担分を支払った場合、その限度額を超えた金額が戻ってくる
- 月収30万円くらいですと、10万円ほどの限度額になる
- 払い戻しには、約3カ月かかる
先に自己負担分が高額になってしまうことがわかっている場合は、「限度額適用認定証」の交付を受けて、病院の窓口で提示してください!
「限度額適用認定証」を提示すれば、窓口での支払いが限度額までで済み、経済的負担を軽減できます。
私は高額療養費の制度がなければ、十分な治療を受けられず、きっと長い間苦しんだと思います・・・
しかしこの制度で治療を受けることができ、実際の費用も思ったよりは少なく済みました!
ただこの制度はほぼ全員が利用できますので、知っているだけでも安心できるのではないでしょうか?
もっと高額療養費という制度を知りたいと感じた方も多いはずです!
その行動がきっと役に立つと信じています!
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