こんにちは!
プクさんです!(Twitterアカウント:@pukusaan)
いつもこのブログ見て頂き、ありがとうございます!Twitterでも交流ができればと思いますので、お気軽にフォローをお待ちしています!
では、
今回は、「舌ガンの手術」についてお話します!
まずは、
- 2017年、舌ガンのステージ4bの診断を受ける
- 舌の亜全摘出手術、代替組織で再建手術を受け、舌の9割を失くす
- 手術の結果、味覚や食事、発音に後遺症
- 13年間務めた会社を退職
- 現在、無職
舌ガンの手術について知りたい。
そんな時にネットでワード検索の欄に、「舌ガン 手術」と入れて調べると思います。
しかし、出てくる情報と言えば、専門的な言い回しや読みにくい記述です。それでも頑張って読み進めているといきなり、ショッキングな画像が出てきます(ガンの患部や手術の画像…)。私が当時舌ガンに調べていた時もそんな一辺倒な情報やショッキングな画像ばかりで、本当に知りたい情報に辿り着くことはできませんでした・・・
つまりは、舌ガンの手術を調べても、専門の方が書いた文章なのでどうしてもわかりにくくなってしまうのだと思います。
私は、舌ガンの手術を実際に体験しています!
なので、一般人から見た「舌ガン手術」ならいくらでも話せます!
というわけで、今回は舌ガンの手術について、当時の私が「こんなのがあったら良かった」という解説を、実体験を元にできるだけわかりやすく、お話していきます!
- 舌ガンの手術ってどんなものなの?
- わからないことが多くて、不安
- どのくらいの費用が掛かるの?
などの不安を解消できます!
では、いきましょう!
- 舌ガンの患者が、治療の過程で、感じたこと、体験したことを中心に情報発信をしています!
- ガンの情報、特に舌ガンについては情報も少なく、私も治療に当たって情報が少ない、難しい用語やわかりにくい表現という現実を目の当たりにしました・・・
- 「少しでも情報が知りたい!」「知り合い・家族に舌ガンにかかってしまって不安だ」という方に、ぜひ読んで頂きたいです!
Contents
この記事の内容
- 舌ガン手術の概要をわかりやす説明
- 手術費用は10万円!
- 舌ガン手術に伴う後遺症(発音障害・味覚障害・嚥下障害)
- 手術は怖かったです!
舌ガン手術はどんなもの?概要を説明
この記事を読んで頂いている方は、舌ガンの手術を必要としている方や、そういった方が身近にいる方が多いとは思います。
「舌ガン?手術?」という疑問が最初に浮かぶと思いますが、調べてもわかりやすい情報に行きつくことが難しいのではないでしょうか?
医療の専門のページだとわかりにくい・・・
そこで、舌ガンを体験している私が、「舌ガンの手術当時、こんな解説があったら良かった」という解説をしていこうと思います!
舌ガンの手術を簡単に説明しますと
- ガンが広がっている範囲を取り除くために行う
- リンパ節に転移していたら、その部分のリンパ節も取り除く
- 無くなった舌の代わりに、体の他の部分から筋肉や皮膚を移植する
が主な舌ガンの手術に工程です。
では、私の場合
30代男性 舌亜全摘出+リンパ郭清(郭清)術
私の場合で恐縮ではありますが、サンプルがあった方がわかりやすいと思いますので、紹介します。
私の病状
いきなり手術のことをお話しても何のことだかさっぱりだと思いますので、最初に私の当時の病状をお話します。
- 痛みが夜も眠れないほどにひどい
- 舌の全体が固くなってきている
- 舌に白くて裂けてしまっている部分があり、そこから血が出る
- 舌の悪い部分から悪臭がする
等の症状が出ていました。
私はかなり症状が出ていましたので、見るからに「ヤバいな」という状態でした・・・
皆様には、こうなる前に治療を始めて、少しでも後の人生をより良いものにして欲しいと思っています!
話を戻しまして、私の手術のお話です!
舌亜全摘出
この舌亜全摘出というのは、舌を手術で取り除くのはどのくらいの範囲なのかを示しています。
- 部分切除
- 半側切除
- 亜全摘出←私
- 全摘出
下にいくほど取り除く範囲は広いです
私の場合は2番目に広い範囲となりますが、「亜」というのは「ほぼ」という意味なので、「ほとんど全部取っちゃうよ」ということです。
手術の範囲についてもう一つ加えますと、ガンの部分より多めに取り除くのですが、それは目に見えないレベルでのガンの広がっている可能性を考慮しています。
医師に多めに取り除くと言われて、「そんなことしないでくれ!」とは思わないでくださいね!
バナナの黒くなった部分よりも多く取りませんか?それと同じです!・・・(違ったらすいません汗)
あとの後遺症のパートでもお話しますが、この手術の範囲が後遺症にとんでもない影響を及ぼしますので、手術をする際には一番気になるところです!
リンパ郭清
郭清は「カクセイ」と読みます。
なじみのない言葉なので、私も初めて聞いた時はなんのことかわかりませんでした…
では、解説しますと、
ガンが転移している可能性があるリンパ節を全て取り除くこと。
私は医師に「リンパを削ぐ感じ」と聞きました。
マグロの中落のようだな…と、感じたことを覚えています(笑)
つまり、私の場合はリンパ節も取ってしまったということです・・・
まとめますと・・・
私の受けた手術は、舌のほとんどと、リンパ節をとるものでした。
それを舌亜全摘出+リンパ郭清術と言います。
段階としては、かなり進行していたため、舌ガンの手術としては大掛かりなものと鳴りました!
手術では、全身麻酔をして、約10時間かかりました!
手術について他の大きなことは、全身麻酔と10時間に及ぶ手術です!
10時間の手術は舌ガンの手術でも長く大変だとのことです・・・(汗)
- ガンが広がっている範囲を取り除くために行う
- リンパ節に転移していたら、その部分のリンパ節も取り除く
- 無くなった舌の代わりに、体の他の部分から筋肉や皮膚を移植する
という工程も、ガンの範囲が広ければそれだけ手術の時間がかかります。
私のガンの進行はそれほどにもひどいものだったのですね・・・
そういった進行状況からも、麻酔は部分的ではなく、全身麻酔でまったく意識の無い中で行われました。
気になる費用は?
私のようなかなり進行したガンの手術は、それは多額な治療費がかかると思いませんか?
しかし、実際の治療にかかった費用は約10万円です!

私の医療費明細です。
手術と入院を合わせて赤丸の部分、約10万円ですね!
これは、「高額療養費」の制度を利用して10万円に抑えているもので、100万円払わないといけないくらいの治療だったのですね・・・(汗)
病気とお金の心配は切っても切れませんが、この「高額療養費」制度は誰でも利用できるものなので、保険適用の範囲内の治療であれば、だいたい10万円を少し超えるくらいの金額にはなります!
なので、そこまでお金の心配はしなくても大丈夫だと言えますね!
私が実際に抱えている後遺症
では、次に後遺症についてです。
手術の主な後遺症は3つあります
- 発音障害
- 味覚障害
- 嚥下障害
私の後遺症の度合いも含めて、一つずつ紹介していきます。
発音障害
まずは、発音障害です。
舌が無くなってしまうので、もちろん発音に問題が起こることがあり、特に舌を使って発音する、カ行、ガ行、ラ行、イ段の発音は難しくなります。
私も、カ行、ガ行、ラ行、イ段の発音には困難を感じます・・・
舌を失くして2年半たち、ある程度の発音のコツは体得したのですが、やっぱり発音は難しい。
- ファミチキ・・・イ段の連発
- 今日・・・・・・ヒョウに聞こえる
- キンキキッズ・・ヒンヒヒッズになる(笑)
聞き取ってもらえないことは頻繁にありますし、伝わらなくて申し訳なくなる時もあります・・・
そんな時は、スマホで打って見せたり、メモに書いて見せたりして、なんとかコミュニケーションを取っています!
イメージとしては、滑舌が悪い人よりももっと言葉が滑っていて、聞き取りづらいのを想像してもらえれば大方あってます!
味覚障害
次に味覚障害です。

舌がなければ、
味覚もかなり感じなくなります・・・
というのも、味覚を感じる器官は舌に集中しているので、舌が無くなると味覚を感じる器官の多くがなくなることから、味覚がなくなるわけです。
ちなみに、味覚を感じる器官は、上あご、ほほ、歯茎にもあることはあります。
なので、味覚が完全になくなるというわけではありません!
舌がないと味覚に障害が残るのですが、中には、ちゃんと味を感じるという人もいれば、逆に私のように全然感じないという人もいます・・・
これは考え方の違いかもしれませんね!(この話はまたの機会に)
嚥下障害
次に、嚥下障害です。
嚥下(えんげ、と読みます)という言葉はなじみがないですよね?
看護や介護をしている方だとスッと理解できると思いますが、そうでない方の方が多いです。
嚥下とは、食べ物を飲み込むことを言います!
食べ物を飲み込むときに、舌が大活躍をします!
そのため、逆に舌がないとうまく食べ物を飲み込むことができなくて、肺につながっている気管に入ってしまう恐れがあります・・・
これを、「誤嚥」(ごえん)と言います。
誤嚥は窒息や、肺炎の原因にもなってしまうので、注意です!
私はほぼ舌はないですが、たまにむせる程度で嚥下には自信があります!
残った舌の範囲によって、後遺症の軽重はさまざま!
ここまで後遺症についてお話してきましたが、後遺症の重さは取ってしまった舌の範囲で全然違います!
取ってしまった範囲が一部や半分であれば、私ほどに後遺症は重くはないですし、中には不自由を感じない人もいるそうです!
私よりも症状が進んでしまった場合には、あごを失くして噛むことができないとか、声帯を取って発音すらできないということもあります・・・
なので、なるべく早くの治療を本当にお願いします!
なるべく後遺症が軽く済めば、その後の人生のつらさも軽減できることは間違いないのですから!
手術は怖くなかったか?
「手術は怖くなかった?」
手術を受けるにあたって実はこれが一番気になると思います!
私は・・・
めちゃくちゃ怖かったです!
怖すぎて、胃がちぎれるかと思いました・・・(汗)
ただ、始まってしまえば、気がついたら終わっていました・・・(笑)
あれだけ怖かったのに、なにも覚えていません!
目の前に手術が来てしまえば、あとは身を任せるしかありませんね(笑)
お守りだと思ってこの言葉を覚えておいてください!
「信じるしかない!」
まとめ
今回は、「舌ガンの手術」について、お話してきました!
舌ガンの手術について調べたくても、内容が難しくてなかなか理解できないことも多いと思います。
その中で、こういった不安があります。
- 舌ガンの手術ってどんなものなの?
- わからないことが多くて、不安
- どのくらいの費用が掛かるの?
こういった不安を解消できるように今回、舌ガンの手術について書いてきたのですが、いかがでしょうか?
舌ガンは下のような工程で行われます。
- ガンが広がっている範囲を取り除くために行う
- リンパ節に転移していたら、その部分のリンパ節も取り除く
- 無くなった舌の代わりに、体の他の部分から筋肉や皮膚を移植する
私の場合は、舌亜全摘出+リンパ郭清術を受け、全身麻酔で10時間かかりました。
- 舌亜全摘出は、舌をほぼ全て取ってしまうこと
- リンパ郭清は、ガンの転移がありそうなリンパ節を取り除くこと
- ガンが進行してしまっていたため、10時間もかかり、全身麻酔が必要だった
また、費用は高額療養費制度を利用して、10万円ほどだったのでお金に関しては、そこまでの心配はありませんでした。
次に後遺症についてですが、主に3つありまして、
- 発音障害
- 味覚障害
- 嚥下障害
私はガンが進行していたので後遺症の度合いも重いのですが、もし早期発見で舌を取り除いた範囲が少なければ、後遺症もかなり軽く済むはずです!
なので、早期発見・早期治療を本当に願っています!
手術は怖いものです・・・私も怖くて胃がちぎれるかと思ったほどです・・・
しかし、もう治療してくれる方たちを信じて、あとは終わるのを待つだけです!
勇気をもってください!

このブログが舌ガンの手術を理解することに少しでも役に立ち、手術を受ける勇気をもってもらえたら幸いです!
私の願いは、少しでも私のような思いをする人を減らすことです!
そのために多くの方に、このブログを知って頂きたいと思っています!
もし、この記事を読んで頂いて、少しでも良いと思ってくださったなら、注意喚起の一環で、お知り合いにこのブログを紹介して頂けると嬉しいです!
もちろんブログを紹介して頂けなくても、内容だけでも伝わればと思います!
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